JR全線完乗・鳳紹院のブログ

JR全線完乗した作者が、乗りものや旅先の耳より情報を提供してゆきます。

【鉄道の旅】 絶景の峠とループ線の旅 肥薩線

こんばんは。久々の更新です。

本日は、肥薩線を紹介したいと思います。

肥薩線は、熊本県

八代~人吉~鹿児島県の隼人を結ぶ長いローカル線です。

この路線は、

球磨川沿いを走る八代~人吉間

・えびの高原の絶景を見渡せる人吉~吉松~隼人間

の2区間にわけられます

 

この路線、前半と後半で路線の雰囲気ががらりと変わる路線です。

前半は球磨川沿いに走る、いわば、海線のような様相ですが

後半は、有数の山岳地帯を走る、いわば山線となります。

 

今回は、日本三大車窓のひとつにも選ばれ、

特に、スイッチバックループ線など、さまざまな変化に富んでいる

人吉~吉松間を紹介したいと思います。

 

この区間は、いさぶろう号、しんぺい号という観光列車も走っており、

大畑駅ではループ線スイッチバックのいずれもを味わえる現代では珍しい駅です

 

さて、スタートの人吉駅です。

駅名票には有名な球磨川下りを模したイラストが描かれていますね。

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ここから、いさぶろう号に乗り込みます。

分かりやすいですねえ・・・・。

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ここからは、熊本県の湯前に向かう、くま川鉄道線も出ています。

これは、1989年までJR湯前線として走っていましたが、現在は第三セクターに転換されています。湯前からはさらに宮崎まで、JRバス日肥線、国鉄妻線と連絡されており、宮崎まで向かうことができましたが、現在はいずれも廃止されています。

但し、廃止後も西米良村営バス、宮崎交通によりバスが運行されていますので、このルートで旅をすることは可能です。

くま川鉄道レールバスです。

f:id:shouinhoo0314:20180714111727j:plainさて、本題のいさぶろう号です

かつてローカル線用の普通列車だったキハ47系まで特急に仕立ててしまうのが、JR九州の凄い所・・・。こちらに乗り込み、峠を越えて一路、鹿児島県の吉松駅を目指します。

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20分ほどで、最初の停車駅、大畑(おこば)駅に到着します。

 

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この大畑駅、集落からもだいぶ距離がある場所に設置されており、

周辺は木々に囲まれていて、小屋以外なにもありません。

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ここは、峠の勾配を超えるため、ループ線スイッチバックという稀有なつくりとなっており、人吉からやって来た列車は、一旦大畑駅に入り、方向を変えて引き込み線に入り、また進行方向を変えて矢岳駅方面にむかいます。

 

とはいっても、これだけだと何のことやら・・・となってしまうので

文章だけではわかりづらいので、説明の図を貼ります。

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図の左側の人吉駅と書いてある側から、一旦大畑駅に入り、後ろの引き込み線に向かった後、ループ線をぐるっと大回りして下の吉松駅方面に抜ける形です。

 

ループ線を回る途中で、眼下にさきほどの大畑駅が見えますね。

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ここから、矢岳越えとなります

近くを走る国道221号線や、九州自動車道加久藤トンネルという長大トンネルで抜けていきますが、明治期に建設された肥薩線は、果敢にも峠越えで抜けていきます。

これは明治期の建設技術では難しかったためでしょうが、当時の工事も難航を極めたものと思います。

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矢岳駅では、しばらく停車しますので、周辺を見る時間がとれました。

ここも小さな集落があるくらいで、静かな所です。SLの展示施設が近くにあります。

 

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次第にえびの高原が見えてきました。天気がもう少し良ければ、もっと良い車窓だったでしょうね。

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そして、次の真幸駅に向かいます。

この駅もスイッチバック駅です。

真に幸せと書いて、真幸駅と読むせいか、幸せの鐘が、駅のホームには

おかれています。この日は団体様がいたこともあってか、駅周辺は物産市のようになっていました。

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そうして 列車は山を下り、ようやく吉松駅に到着します。

 

ちなみに、この“いさぶろう” “しんぺい”というネーミングですが

人吉・吉松間が建設された当時の逓信大臣山縣伊三郎、同区間開業時の鉄道院総裁後藤新平にちなむものです。当路線の矢岳第一トンネルには、両者の「天険若夷」「引重致遠」の扁額が残っています。ちなみにこの区間、いさぶろう、しんぺいとして観光列車化する以前からもキハ31系により同じ名称を付され普通列車が走っていました。

当時も一部座席はお座敷化されているなど、観光を意識した車両だったようです。

 他の区間については、また別のタイミングで紹介します。

 

 

2018年現在で、この区間を走る列車は1日3本まで少なくなっています

 

肥薩線下り 人吉駅 吉松方面

いさぶろう1号 吉松行き 10:08

いさぶろう3号 吉松行き 13:22

普通       吉松行き 17:44

肥薩線上り 吉松駅 人吉方面

普通      人吉行き    8:46

しんぺい2号    人吉行き  11:49

しんぺい4号  熊本行き 15:16

 

以上(2018年本日時点の時刻)   

 

下りは3本とも乗ろうと思えば乗れる時間ですが、上りは実質後の2本だけですね。

起点の人吉・もしくは吉松までここにたどり着くまでがなかなか大変です

 

この区間を効率よく乗車できるきっぷは?

 

往復ともに肥薩線を使うとなると、かなり大変なことは間違いないので

片道は九州新幹線、片道は肥薩線というルートをとれる、

肥薩線のんびりきっぷ”というものが発売されているようです。

www.jrkyushu-kippu.jp/fare/ticket/205

こうした切符を使えば、より効率的に移動ができるかと思います。

  

ではでは 、良い3連休を。

 

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